OKINAWA~ワタシノシマ~

THE BOOM OKINAWA~ワタシノシマ~歌詞
1.この街のどこかに

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

もしも僕を好きと言ってくれたら
世界中の言葉で「幸せだぜ!」って叫ぶだろう

2人乗りのバイクに いつか乗ってくれたら
町中の人たちに 君を見せびらかそう

君に話したいこと 山の数ほどあるけど
2人で会うと いつも 君のことばかりを尋ねてる

ブルーな朝も 眠りたくない夜も
この街のどこかに 君がいてくれる

ゆううつな朝も 帰りたくない夜も
この空のどこかに 君がいてくれる

もしも誰かが 2人の邪魔をしても
1秒ごとにつのる この愛は 誰も引き裂けない

僕らが暮らす場所が この世界にないなら
生まれ変われる日まで 2人乗りでとばそう

君に聴かせたい歌 星の数ほどあるけど
2人で会うと いつも 新しいメロディーが生まれる

ブルーな朝も 眠りたくない夜も
この街のどこかに 君がいてくれる

寝ぼけた朝も 投げ出したくなる夜も
帰り道のどこかに 君がいてくれる

ブルーな朝も 眠りたくない夜も
この街のどこかに 君がいてくれる

ゆううつな朝も 帰りたくない夜も
この空のどこかに 君がいてくれる


2.ひゃくまんつぶの涙 2002

作詞:宮沢和史・沖縄口訳:平安隆
作曲:宮沢和史

おくら畑に埋めといた 君の切れっぱし
今夜もあなたに会いたくて 掘りおこしてみる

やかんにためたひゃくまんつぶの涙をわかして 君をもどそう
しいたけみたいにふくらんで ほらほら村一番キレイな顔

幾年君を想ううちに 僕も年老い
眠る君によりそうように 土へとかえる

空じゃおひさまがそれ見て泣き出し ひゃくまんつぶの雨がふる
草木はおどり かえるは歌い ぼくらのお墓は今宵も祭り

天(てぃん)ぬ ウティントー ウリンチ涙(なだ)し
幾百万ちぶ 涙(なだ)ぬ雨(あ〜み)

草木や うどぅい あたびん唄い
今宵(くゆい)ぬ 墓ん するてぃ 祭(まち)り


3.いいあんべえ(monoaural mix) featuring KICK THE CAN CREW

作詞:宮沢和史+KICK THE CAN CREW
作曲:宮沢和史+KICK THE CAN CREW

アン小懐(ぐゎふちゅくる)んじ 魚(いゆ)になやい
いいじうたやい いいあんべえ
酒飲(さきぬ)み友小(どぅしぐゎ)や 月(ちち)ぬ夜(ゆ)が一番(いちばん)
酒(さき)に浮かびてぃ いいあんべえ

サバニに女(いなぐ)や 乗(ぬ)しらんしが
あぎに上(あが)りば いいあんべえ
妻(とぅじ)ぬ顔小(ちらぐゎ)ぬ ちらちらすしが
魚取(いゆとぅ)てぃ戻(むぅどぅ)らば いいあんべえ

たーがら三線(さんしん) 代(か)わてぃ呉(く)りよ
ナビ小(ぐゎ)ゆすに 取(とぅ)りらりゅんど
目(み)とぅ目(み)が合あれぇ 恋(こぃ)のはじまり
月(ちち)にかくりとぅてぃ いいあんべえ

いいあんべえだ いい関係な 2人には文句はいい足んねーが
まぁ今日はパーティだからしょうがない みんなで大笑い
聞かせようじゃない 君が その耳が 俺の方向くまで Oh & On
飲んでこう 泡盛 くすぐったい 今夜は Good Time
十杯 二十杯 飲みくらべ
踊るあの娘に 誰もが 腰くだけ
揺れる髪の毛 遠くで波の音
ザブーンザブーン 騒いどけ なぁ
いいから さぁ来な こっち側
小さな輪から 大きな輪
いいから さぁ来な こっち側
小さな輪から 大きな輪

こんな月夜の晩に三線なったらJumpin' dancin'(いいあんべえ)
女子男子 寄り添うワンシーン あいつは空振り三振(いいあんべえ)
女の子の視線集めて今晩は嫁に隠れて(いいあんべえ)
いつのまにやら輪からはぐれたが 軽く手と手が触れたら(いいあんべえ)
揺れる波間に月が浮かんで あの娘の気持ちつかんで(いいあんべえ)
海岸に響く唄声とその快感に毎晩(いいあんべえ)

アン小懐(ぐゎふちゅくる)んじ 魚(いゆ)になやい
いいじうたやい いいあんべえ
酒飲(さきぬ)み友小(どぅしぐゎ)や 月(ちち)ぬ夜(ゆ)が一番(いちばん)
酒(さき)に浮かびてぃ いいあんべえ

今日(ちゅう)ぬ三線(さんしん) 汝(いやー)が番(ばん)やさ
わん女(いなぐ)に しりしりすなよ
手(てぃ)と手(てぃ)が触れたら 恋(こぃ)のはじまり
波に揺らりてぃ いいあんべえ


4.さとうきび畑

作詞:寺島尚彦
作曲:寺島尚彦

ざわわ ざわわ ざわわ
広いさとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ
風が通りぬけるだけ

今日も見渡すかぎりに
みどりの波がうねる
夏の陽ざしのなかで

ざわわ ざわわ ざわわ
広いさとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ
風が通りぬけるだけ

昔海のむこうから
いくさがやってきた
夏の陽ざしのなかで

ざわわ ざわわ ざわわ
広いさとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ
風が通りぬけるだけ

あの日鉄の雨にうたれ
父は死んでいった
夏の陽ざしのなかで

ざわわ ざわわ ざわわ
広いさとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ
風が通りぬけるだけ

知らないはずの父の手に
抱かれた夢を見た
夏の陽ざしのなかで

ざわわ ざわわ ざわわ
広いさとうきび畑は
ざわわ ざわわ ざわわ
風が通りぬけるだけ

ざわわ ざわわ ざわわ
風が通りぬけるだけ


5.Shima-Uta (acoustic) featuring IZZY

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

Deigo, the flowers that we held
Distant winds sigh beneath the clouds
Deigo, the flowers that we lost
Distant winds call up on a storm
I embraca my sorrow deep within
Like the waves that cross the ocean shore

ウージの森であなたと出会い
ウージの下で千代にさよなら

Shima-Uta my island ride the wind
Together fly like brids across the ocean waves
Shima-Uta my island ride the wind
Delivering my tears across the ocean waves

でいごの花も散り さざ波がゆれるだけ
ささやかな幸せは うたかたの波の花

Uuji where we first sang in a forest green and gold
Now I stand beneath the tree where I cried my last farewell

島唄よ 風に乗り 鳥とともに 海を渡れ
島唄よ 風に乗り 届けておくれ 私の愛を

Shima-Uta my island ride the wind
Together fly like brids across the ocean waves
Shima-Uta my island ride the wind
Delivering my tears across the ocean waves
Shima-Uta my island ride the wind
Delivering my love across the ocean waves


6.太陽アカラ波キララ

作詞:外間完邦・外間完人
作曲:宮沢和史

きれいな花が咲いたよ
ずっと枯れない花だよ
送りたい 愛するあなたへ

きれいな鳥が鳴いたよ
ずっと消えない声だよ
届けたい 見知らぬあなたへ

南の島の 祈りを込めて
三線に声あわせ 高らかに 高らかに

青い空に響(とよ)ませて 太陽(てぃだ)アカラ 波キララ
世界を つなぐ空ひとつ

きれいな花が咲いたよ
ずっと枯れない花だよ
届けたい 愛するあなたへ

この手のひらで あたためながら
大事に育てた 五十年 五十年

青い海を渡らせて 太陽(てぃだ)アカラ 波キララ
世界を つなぐ海ひとつ

青い海を渡らせて 太陽(てぃだ)アカラ 波キララ
世界を つなぐ海ひとつ

心有(ククルア)ティ風ヨ(カジユ) 御万人(ウマンチュ)ニ語レ(カタリ)
ワシタ島・沖縄(ウツナー) 平和世(ユ)ヌ願イ(ニゲエ)

心有(ククルア)ティ風ヨ(カジユ) 御万人(ウマンチュ)ニ語レ(カタリ)
ワシタ島・沖縄(ウツナー) 平和世(ユ)ヌ願イ(ニゲエ)


7.ひのもとのうた 2002

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

日の本よいとこ おいでなせ 一度住んだら止められぬ
絵にも描けない竜宮城 獅子に良く似たボスがいる

日の本神様あふれてる 脱サラした日に教祖様
神にゃ免許はいらないの? (だけど) 困った時には金頼み

日の本よいとこ おいでなせ 音楽奏でる虹の街
ロックンロールは無いけれど ロックシンガー星の数

日の本ケンカが弱いから 勝ち負けつけずに土下座する
相手の顔色うかがって ちゃっかり教科書 書き直す

よその国見りゃ大変だ クスリに テロに クーデター
隣の芝生が青い分 便所の臭いも気にかかる

心の堤防壊そうよ 鎖国が嫌なら今すぐに
後は野となり花が咲く ジパング目指して舵をとれ


8.砂の岬 Ponta de Areia

作詞:MILTON NASCIMENTO・FERNANDO BRANT・日本語詞:国安真奈・宮沢和史
作曲:MILTON NASCIMENTO・FERNANDO BRANT

故郷行きの列車
遠く霞む 汽車の音

砂の岬へ続く
旅路はもう 野に埋もれた

あの娘の面影が今も
名残惜しく 手を振ってる

男達は 飲み明かした
女達は 子をあやした

ミナスの町からバイーア
今は誰も居ない旅路

Ponta de Areia, ponto final
de Bahia-Minas, estrada natural
que ligava Minas ao porto, ao mar
caminho de ferro mandaram arrancar


9.十六夜月に照らされて

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

いつだって ほんの些細なことに勇気づけられた
昨日より 一つだけいいことがあればそれでいい
一人では 何もできないことは分かっているけれど
この歌が あなたの町へ届くことを信じてる

心までびしょ濡れで 温もりにうえている時
日溜まりで分かち合った 歌を思い出してみたい

十六夜月に照らされて 地図を持たずに舟に乗る
愛し合いたい人がいる 町へと今日も舵を取る

いつだって ほんの些細なことに心悩ませた
今日よりも 少しだけ強くなれたらそれでいい

心から込み上げる 喜びを伝えたい時
肩を抱き語り合った 人を思い出してみたい

十六夜月に照らされて こぶしを胸に舟に乗る
愛が足りない人がいる 町へと今日も舵を取る

十六夜月に照らされて 地図を持たずに舟に乗る
愛し合いたい人がいる 町へと今日も舵を取る

十六夜月に照らされて 地図を持たずに舟に乗る
愛し足りない人がいる 町へと今日も舵を取る


10.島唄 2002


11.十九の春

作詞:沖縄民謡・補作詞:本竹祐助
作曲:沖縄民謡

私があなたに惚れたのは ちょうど十九の春でした
いまさら離縁と言うならば もとの十九にしておくれ

もとの十九にするならば 庭の枯木を見てごらん
枯木に花が咲いたなら 焼いた魚も泳ぎ出す

私があなたを想う数 山の木の数星の数
三千世界の人の数 千里浜辺の砂の数

一銭二銭の葉書さえ 千里万里の旅をする
同じ日本に住みながら 会えぬ我が身の切なさよ

雲の切れ間に満ちる月 あなたはなんて薄情なの
想い願いは幾度なく 会えぬ月日はいく日か

奥山ずまいのウグイスは 梅の小枝で昼寝して
春が来るよな夢を見て ホケキョホケキョと鳴いていた


12.沖縄に降る雪 (acoustic)

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

月が満ちるたびに あなたを思い出す
頬を赤く染めて 恥じらう面影を
加那よ 加那よ うるまに咲く花よ

雨があがるたびに あなたを思い出す
虹の橋を渡り あの島に行きたい
加那よ 加那よ うるまに咲く花よ
雪よ 雪よ 沖縄に降る雪よ
沖縄に降る雪よ

海風に手取(てぃとぅ)らりやぃ (海風に手を取られて)
天の川 船出(ふにい)じゃさなよ (天の川に 船を漕ぎ出そう)
海鳥よ 伝えたぼれ (海鳥よ 伝えておくれ)
いつか 迎えに行くからと (いつか 迎えに行くからと)

春は君を想い 夏は風に抱かれ
秋は君を歌い 冬は春を願う

花よ 花よ うるまに咲く花よ
雪よ 雪よ 沖縄に降る雪よ

虹の橋を渡り あの島に行きたい
雪よ 雪よ 沖縄に降る雪よ
沖縄に降る雪よ


13.墓標

作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史

千の塚に契るなら
千歳(ちとせ)の世にて結ばれむ

千の鐘を打つならば
永遠(とわ)の契りぞ結ばれむ

今 君の御胸(みむね)に流れる河になり
身をやつす日々に ひとひらの花を届けよう

今 君の御胸に寄り添う舟になり
身を焦がす夜は ひとひらの風に吹かれよう

いざ君を思ひて 千里の道を行く
限りある日々に 永訣(えいけつ)の鐘が鳴り響く

今 君の御胸に あふれる海になり
残された日々に 永遠(とこしえ)の雨を降らせよう